秋の渡り:コウノトリはなぜイスタンブール海峡を通るの?
8月の終わりから9月の終わりまでのあいだに、イスタンブールで空を見上げれば、きっとコウノトリの群れが見つかります。何百羽もが同時に、空で輪を描いていることもあります。これには理由があって、その理由は風にあります。
コウノトリは羽ばたくのが好きじゃない
シロコウノトリは大きな鳥です。翼を広げると2メートルちかくになります。そんなに大きな翼を何時間も羽ばたかせるのは、とても大変です。そこでコウノトリは、別の方法を見つけました。太陽が地面を温めると、暖かい空気が上へのぼります。コウノトリはその暖かい空気に入り、輪を描いてのぼっていきます。そして、翼を一度も動かさずに、次の暖かい空気の流れまですべるように飛ぶのです。
海の上には暖かい空気がない
問題は、海が陸ほど温まらないことです。海の上では、この暖かい空気の流れがあまりできません。コウノトリが沖に出てしまうと、羽ばたかなければならなくなって、長い距離を飛びきれないかもしれません。だから、コウノトリは海をいちばん狭いところで渡ります。
ヨーロッパからアフリカへ向かうコウノトリには、大きなルートが2つあります。西のグループはジブラルタル海峡を、東のグループはイスタンブール海峡を通ります。そのあとアナトリアを横ぎって、中東を通ってアフリカへおりていきます。ワシやタカ、ハチクマのように、すべるように飛ぶほかの鳥たちも、同じ道を使います。
いつ、どこで見られる?
いちばん多いのは、8月の最後の週と、9月の前半です。お昼ごろがいちばんです。太陽がのぼると、暖かい空気の流れが強くなるからです。イスタンブールでは、チャムルジャの丘のような高い場所が、渡りを見るので有名なスポットです。双眼鏡を持っていくと、ずっと楽しくなります。
今年の渡りは終わりました。コウノトリは今、アフリカにいます。3月と4月に、同じ道を通って帰ってきます。春の渡りを見るのに、そんなに長く待たなくてもだいじょうぶです。
空にコウノトリの群れを
今週は、DrawBirdの空をコウノトリでいっぱいにしてみませんか? コウノトリのレッスンでは、いま、コウノトリを1羽ずつ順番に見せています。何羽か描いて、ぜんぶを群れにまとめることもできます。冬をまたアフリカですごすツバメも忘れないでください。ツバメにも、もうレッスンがあります。